一人暮らしをして、笑うことがすごく減った。
実家にいると、誰かと無理やりでも話すことになって、愛想笑いでもなんでも1日のうちに笑ってた。学校に通って対面で友達と会って、いつも爆笑してた。
オンラインで誰にも会わないし、バイトも好きな時しか行かないから、人と会わないようにしようと思えば「マジで」可能な状況にいる。
そんな中で、霜降り明星にハマった。きっかけは粗品が作った「サンパチスター」という曲。
"大切なのは私がどう思うかよ
入ってくるなここは私のサンクチュアリ
サボりそうになった時未来の運命が
変わってしまうかもしれないから頑張るしかないんだ。"
霜降り明星がM-1グランプリをとった芸人だということは知っていたけど、顔も知らなかったしどんな漫才の仕方をするのかも知らなかった。(もちろんぺこぱとかも知らない)
でもその曲をきいて、こんな歌詞を作る人の漫才を、こんな日本語を美しく操る人の漫才を見てみたくなった。
それで、ハマった。
YouTubeでM-1とったときのやつから、粗品のピン芸、霜降り明星のラジオ、霜降り明星のチャンネル「しもふりチューブ」
めっちゃ見た。
そして、1人でめっちゃ笑った。
自分の声すら一人暮らしではバイト以外聞かない私が、1人で笑っていた。
そしてそれは虚しく部屋に響いたりなんかせず、乾いて聞こえたりなんかもせずに、めちゃくちゃ私を元気にしてくれるのだった。
笑うことがこんなに精神を明るくするなんて!
霜降り明星をきっかけに普段見ないテレビも見るようになって、他のお笑い芸人も見るようになった。
漫才って言葉の魔法だ。人が笑える言葉を作り出すって、途方もないワードから言葉を選んで、空気を作って、リズムを生み出す。
歌でもなく、詩でもなく、小説でもできない。
そのパワーを20数年生きて初めて感じて、感動している。
(そして、粗品の顔が個人的にタイプで、めちゃくちゃ性的な目で見ている。)