love in the first degreeだね

フルグラはおいしい

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死なないように生きるにはどうしたらいいんだろうと思った、色んな恐ろしいニュースばかり。いつか死ぬかもしれない、今も。死ぬのは怖くないと思っていたのに今はそれなりに怖いのは、これまでの生活は死んでても生きてても変わらなかったからだと思う。

お祈りしても、徳を積んでも、どこかのタイミングで死んでしまうことは避けられないのだな、そう思うと「いつ死んでもいいように一生懸命生きよう」という月並みすぎる言葉が、じーんと自分に響いて、そう、私は知らない人の言っている月並みすぎる言葉やライフハックを、自分で実感するまで自分のものにできない、そして実感した時にはアホみたいにこうやって人に伝えたくなるのだ。

 

自分で望んで選び取ったものより、偶然出会うものとか、突然くるメールとか、嫌いだった人を好きになるとか、そういうことのほうが自分の人生を豊かにしてくれるなぁと思うけど、この前までの死んだように過ごしていた自分には、そういう予測できない、自分の望んでないことが不快で耐えられなかった。今はそうじゃない。

父とのやりとりが1番大きいんだと思うけど、私はもう既に充分愛されているという実感があってから、世界にもっと優しくしてくれと思わなくなった感じがする。思えば父は、私がかなり大きな失恋をしたときにひっそりと四つ葉のクローバーを庭で探し続けていたらしい。何も言ってやれないからこういうことしかできないんだと言っていたことを、私はちゃんと聞いていたのに、それが愛だって今ならわかるのに、全然気づいていなかった。無償の愛なんてないと思っていたから、外側に外側にそれを求めていて、間違った方法で人を好きになったりした。