love in the first degreeだね

フルグラはおいしい

いつも考えてる

 

ばんちゃんがいつか、私より早く

死んでしまうことを知っている

 

死んでしまう、という言葉の確かさに

言葉にするのも怖くなるから

きっと人は空に帰るとか星になるとか

そういう風に言ったんだろう

ばんちゃんはいつか星になります

私より先に

 

ばんちゃんはいつか動かなくなる

ばんちゃんはいつか冷たくなる

そんなことわかっているのに

私は知らないふりをしながら生きている

ばんちゃんは、知ってるんだろうか

 

ばんちゃんが動いている瞬間を

少しでも残しておきたいと思って

昨日も動画を撮った

いつかこの動画をみて

私は絶対に泣いてしまう

 

ばんちゃんに声を掛ける

「かわいいね、ばんちゃん、大好きよ」

ばんちゃんはトカゲだから応えない

その言葉を1番近くで聞いている私の耳が

何故だかとても安らいでいることに気づく

誰かに言ってもらいたいことばだった

けどもうわたしは自分でじぶんを抱きしめて

そうやって、癒してあげられる

 

ばんちゃんと同じ、とかげだったら

私たちは友達になれたかなあ

 

 

 

昨日みた夢

 

 

ばんちゃんが猫になって逃げ出してしまう

夢を見た

 

夜中にケージから抜け出して

みんなが寝静まる中をおいかけた

 

ばんちゃんを見つけて抱き上げた

 

ばんちゃんは長い毛の猫で

抱き上げると毛がふさふさとして

あ、アレルギーが出そうと思うんだけど

ばんちゃんを元の場所に入れてあげなくちゃと

思って必死に抱き上げた

けっこう猫のばんちゃんは重かった

 

朝になってめがさめたときには

ばんちゃんが夢で死んでしまったような夢を見た気になっていて

起き抜け1番はとてもかなしい、気持ちだった

 

ケージを見たらばんちゃんは生きていた

「生きてさえいれば」と

ぼけーっとしたあたまで思った

急に元気が出た

涙が出そうなうれしい気持ちになった

生きているだけなのに

 

生きてさえいれば

ばんちゃんも、わたしも

生きてさえいれば何度でもやれますよ

 

 

いのち、ありがとう

 

寒いのはよくない

 

春に失恋して、でも私はすごく平気だった

仕事も楽しくて結果を出していて

私はまだ若く、この土地はむだに広かった

夏に私は突然に死にたくなって

というか誰かに助けてもらいたくて

お腹が気持ち悪くなるまで食べて

トイレで指を突っ込んで吐いたりしていた

その頃よく食べていためかぶが口から逆流する

あの感じはいつまでも忘れない

もともと胸の脂肪もそんなにない私の身体は

貧乏な男の子みたいになって

よくわからない場所に変な吹き出物ができて

死にたいと言いながら、生きることばかり

考えていた

 

そんなところから奇跡の復活をとげて

秋には毎日が普通にもどって

仕事は相変わらず程々に忙しくて

皆ここから違う何かへ

ここより良いどこかへ

向かっているから私も

そうした方がいいような気がして

転職のサイトを見たり、引っ越しを考えたり

 

今このままでい続けることは退廃ですと

私の友達はいうけれど本当かな

今このままの場所で地道に続けていくことで

見えてくる何かや増えていくものも

ある気がするんだけどどうかな

 

冬は私の部屋はさむい

元気でいてくれてるだろうか

私の大切はまだ更新されていないから

いつまでも怪我していないかなとか

もうなんの関係もなくなった人のことをたまに

未練とかでなくぼんやり思ったりする

 

ずっと髪を伸ばしていて

その髪の長さがちょうど私の1年を表していて

いつかおへそまで伸びたときには

私はどんな人生を生きているのだろうと

途方もないようで、ひとつづきでしかないこの

時間について考える

 

 

 

永遠

 

「ずっと」を信じていない

常に「続くこと」と「終りがくること」が50:50の可能性をもって存在していると

そう思っている

 

それは死ぬ生きるもそうだし

悩みや苦しみもだし

恋愛に関してもそう

 

好きな人によく「明日はわからないけど今この瞬間はとても好き!」といったことをいってしまうのは自分の気持ちを丁寧に表現した結果

そうなってしまうんだけど

 

永遠を信じれば、大抵は傷つくのだから

私は正解を知っているのだというような

そんな顔をしているんだけど

 

永遠を信じないふりをすることで

永遠を、私はめちゃくちゃに信じたいと思っているんだろうなと思う

口に出すのが恐ろしいくらいに

 

 

その時はそうだった

 

とっても

大好きということを前提に

進んでいっていた日々だったなあ

 

そのままでいられるのなら

そのままでいたかっただろうに

(わからない、でもきっとあの頃はそう思っていたでしょうに)

 

あーーんなにたのしくて

あんなに幸せだったのに

どうして離れてしまいたくなったんだろ?

と、まだぜんぜん夜中に思い眠れなくなる

 

 

浮かれて、幸せになった気がして

嬉しくなったりしてしまえば

そのあとの自分に急に打ちのめされたり

裏切られたりしてしまうから

幸せにならないようにしている

 

楽しくいてはいけない気がしてしまう

まだ喪中なんだよ、と言い聞かせている

簡単に手に入れた幸せは

すぐに手から離れてしまうよと誰か言っていた

 

とても嬉しい気持ちになった帰り道

にこりと頬が緩んだ瞬間に

自分をすごく軽蔑した

あんなに大好きだったあの子をもう忘れて

お前は幸せになろうとしているのかと

 

幸せになっていいんですか?

その答えはだれが出すんだろね

この前はあの子だった

次はちゃんとさあ、誰でもなく自分が

自分の幸せを、背中押してあげたいよ

 

色んなことあって、楽しかったこと

まだきっと全然、ずっと忘れないだろうよ

でも、もうそれは悲しいことに

思い出になってしまったから

これからも変わることのない

1つのきれいな景色として

大事に心の中にしまっておけばいいよね

 

楽しくなっていいよ

嬉しくなっていいし、わくわくしていい

死んだみたいに生きなくていい

ささやかな幸せだけじゃなく

でかい幸せをかんじていい

ちゃんと今と向き合っていい

アーー、目から鱗が出るようだ

私は今この瞬間から(というかいついつだって)

幸せになってよかったということ